リスクマネジメント

リスク選好枠組み

ロトルク取締役会は、戦略目標の達成という場面で、どのような性質のリスクをどの程度負担するのかを決定します。当社のリスク選好方針にて、上層部の姿勢を示し、意思決定のサポートを行っています。当社のリスク選好枠組みは、リスクに対する定性的且つ定量的な見通しを示し、事前のリスク軽減計画を支援するものです。

リスク選好

ロトルクでは、リスクの評価方法に、自社の企業理念「Keeping the world flowing for future generations(次世代のために世界にフロー制御を提供し続ける)」を取り入れています。当社は、イノベーションと持続的な成長を通じて、利害関係者の価値の創造に取り組み、自社戦略目標の達成に繋がると考えられるリスク以外は負担しないこと、自社の価値、財務安定性、レジリエンスを脅かすリスクを負担しないことをお約束致します。当社では、意思決定をサポートし、成功に導くため、「責任ある事業運営」「持続可能な未来の実現」「社会への好影響」といったサステナビリティ(持続可能性)3本柱を自社の意思決定に活用し、成功を収めています。

ロトルク取締役会では、サステナビリティ、サプライチェーンの混乱、COVID19に係るリスク対策など、事業の性質と事業運営環境の変化を考慮して、2022年に、リスク選好枠組みの見直しと更新を行いました。更新後のリスク選好枠組みでは、以下の手順をとることとしています。

  • リスク選好の見直しと更新を行う
  • 重要な決定事項を見極める
  • リスク選好に対する決定事項を評価する
  • 重要なリスク指標を再確認する

以下は、ロトルクグループが直面しているであろう主要リスクであり、先述の、強固且つトップダウン・ボトムアップのリスク評価プロセスの結果です。なお、これには、当社グループのビジネスモデル、将来の業績、支払い能力、流動性を脅かすリスクも含まれています。