電油式アクチュエータによりインドのタンクファームの安全性が向上


電油式アクチュエータによりインドのタンクファームの安全性が向上

IOCL Jaipur Terminalにおける失火事故後、MB Lal Committeeの推奨に従い、安全対策を大々的に見直した結果、重要性の高いタンクファームアプリケーションにはフェイルセーフアクチュエータを導入することとなりました。これらのバルブは、ROSOV(遠隔操作式遮断弁)として有名ですが、現在は、インドの石油産業が所有する多くの貯蔵施設でタンクの過充填防止に貢献しています。

このアプリケーションでは、危険区域で使用するため、バルブは電動式のスプリングリターンフェイルセーフバルブで、SIL2の機能安全認証を取得している必要があります。2年という仕様書作成期間中にも、ロトルクは、インドの主な石油会社3社と密に連携を取り、その場で製品のプレゼンテーションを行ったり、技術的なアドバイスや性能報告書を提供しましたが、このことが、ロトルクスキルマチック電油式アクチュエータSI/EHの採用に繋がったのです。SI/EHはトリプルオフセットバタフライ弁を操作するためのアクチュエータで、標準で、重要なROSOVバルブのアプリケーションに適しています。

スキルマチック自己充足型電油式バルブアクチュエータは、電動アクチュエータのシンプルさと、油圧式アクチュエータの正確さ、及びスプリングリターンフェイルセーフアクチュエータの信頼性を兼ね備えています。標準仕様のスキルマチックには、カバーを取り外さずに設定を行うことが可能、バルブのデータや処理データはデータ解析・予防保守・アセットマネジメントに活用することが可能、といった特長があります。

現在までで、1600台を超えるスキルマチックアクチュエータがインドのバルブメーカー経由で提供されています。全てのアクチュエータが防爆認証Exd llB T4及びCCoEを取得しており、SIL2の機能安全認証も取得しています。

上記に加えて、ロトルクは、タンクファーム向けに、4000 CP/GPスプリングリターン空気式アクチュエータを様々なバルブメーカーに提供することになりました。これにより、ロトルクは、タンクファーム用のトリプルオフセットバタフライ弁に取り付けるためのフェイルセーフアクチュエータを提供する唯一のリーディングカンパニーとなりました。

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