パイプラインの圧力監視と高度なバルブ制御機能を兼ね備えたロトルクのELB

05/07/2016


パイプラインの圧力監視と高度なバルブ制御機能を兼ね備えたロトルクのELB

ロトルクELB(電子ライン故障)は、石油・ガス産業での使用を目的として設計されており、パイプラインの圧力監視機能と高度なバルブ制御機能を兼ね備えた丈夫な自己充足型装置です。また、ELBは、性能の最適化とパイプラインの安全性の向上を図るため、詳細な動作データを収集することができます。

ELBは、上流・下流の圧力の状態を絶えず監視しており、パイプラインの故障を早期に発見し、ユーザー定義のパラメータに従ってバルブアクチュエータを緊急位置まで自動的に移動させます。バルブアクチュエータの制御に関しては、フェイルクローズ・フェイルオープン・現状位置保持、から制御モードを選択することができますが、圧力の高・低リミットだけでなく、下降率(RoD)や上昇率(RoR)をベースとしています。また、全開状態で遠隔からPSD(プロセスシャットダウン)入力を行って全機能を無効にし、バルブをフェイルセーフ位置まで移動させることもできます。

また、アラームや警告表示の設定バリエーションが豊富にあり、ユーザー固有の条件に合わせて様々な機能を設定することもできます。例えば、遠隔入力6つと設定可能なソレノイド出力4つ、部分ストロークテスト、モドバス通信、といった機能があります。

ELBは、小型で、外部環境から密閉された防爆型のハウジングに収納されており、アクチュエータや取り付け用台座に設置することができます。大型のHMIウインドウには設定メニューが表示されますが、IQアクチュエータと同様に、カバーを外すことなく設定や調整を行うことができます。通常モードでは、液晶画面にバルブの位置が表示されます。また、同じ画面に、状態・アラームの状態・イベント・傾向と動作に関するログ及び診断データが表示され、目視で確認することができます。ELBの本体には、南京錠によるロックが可能な押しボタンがあり、このボタンでアクチュエータを現場制御することができます。また、セキュリティ強化用に、バンダルプルーフ(耐衝撃性)カバーもご用意しております。

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