安全、健康、ウェルビーイング

Rotork Safety, Health & Wellbeing

ロトルクは、安全、健康、ウェルビーイングを、「従業員及び様々な利害関係者のための重要な取り組み」として位置づけています。当社の目標は、安全衛生の危険をゼロにすることであり、これは、安全衛生、環境、製品の安全性といった当社の様々な行動計画に適用されます。

安全衛生パフォーマンス

当社では、leading indicator(先行指標)とlagging indicator(遅行指標)の両方を用いて安全衛生パフォーマンスを評価しています。当社の先行指標は、事故の発生前に安全上のリスクを予測する手助けとなるものであり、2021年は、この自社哲学の発展に注力しました。

一方、当社の主な遅行指標は休業災害率(LTIR)です。当社の2021年の休業災害率は0.20であり、2020年の0.24と比較して減少しました。直近4年間、この数値は右肩下がりです。

ロトルクの救命規則

2021年初頭に、新たに"ロトルク救命規則"を制定致しました。この救命規則は、強固な安全文化が最重要視される石油&ガス産業で一般的に用いられている、世界的に認知度の高い"救命規則"を基準としています。この規則は明確で分かり易い規則であり、重大事故の最も一般的な原因を解消することを目的としています。なお、この規則は全世界の当社従業員に適用されます。2021年に、当社は新たな救命規則をづ入致しました。当規則は、確固たる安全文化が最も重視される石油&ガス業界で一般的に採用されている国際的認知度の高い「救命規則」を基準としています。99%超の当社従業員が「ロトルク救命規則」研修を終了しており、これ22,000時間FTE(フルタイム当量)の安全研修に相当します。

従業員のウェルビーイング

従業員の健康は、ロトルクにとって、もう一つの着眼点です。当社では、意識を高め、実用的なサポートを提供し、健康的な行動選択を促すことにより、従業員の健康をサポートしています。当社の目的は、従業員が、上手くバランスの取れた、健全な職場環境及びライフスタイルを享受できるようにサポートすることです。

当社では、従業員のメンタルヘルス及び健康をサポートするため、新たなリソース(資源)を作成致しました。なお、リソースとは、在宅勤務を効率的に行うためのアドバイス(日中は屋外で活発に活動し、他の従業員との連絡を絶やさない等)を含めたガイドなどを意味しています。

ロトルクは、特に、昨今の困難な時期において、従業員の健康とウェルビーイングを支援することの重要性を認識しています。当社は、意識の向上、現実的なサポート、健康的な選択の促進により、従業員のウェルビーイングを支援したいと考えています。当社はグローバル拠点共通従業員支援プログラムを提供し、カウンセリングや法的・金銭的サポート等のサービスを提供しています。

また、当社は2021年、100名のMHFA(メンタルヘルスファーストエイド)担当者を育成し、世界各地の各拠点に1名以上のMHFA担当者を配置しています。2022年には、さらに100名のMHFA担当者を育成すると同時に、メンタルヘルス意識向上研修の対象者をマネージャーや従業員にも拡大する予定です。