ロトルクの技術が、水処理場における重要な水量制御に貢献

  • 部門: 廃水
  • カテゴリー: 電動アクチュエータ , 制御ネットワーク 
  • 製品: IQ - Standard, IQT - Part-Turn, Profibus

概要

下水処理設備の性能改善、水の需要増加への対応、サマセット中心部の住民に提供する飲料水の水質改善を目的としたあるプロジェクトの一環として、Wessex Water社では、Maundown水処理場のフロー制御をアップグレードする必要がありました。ロトルクは、200台を超えるプロフィバス対応インテリジェント電動バルブアクチュエータ(IQ)を提供しました。


概要

サマセット中心部の200,000人を超える消費者に提供する水の水質改善のため、Maundown下水処理場は、2,500万ポンドのプロジェクトに投資を行いました。同施設では、Wimbleball貯水池及びClatworthy貯水池からの水を処理しています。


チャレンジ

Maundown水処理場は元々1960年代に建設されたもので、1970年代初頭に1回目の拡張が行われました。飲料水の更なる水質改善、水処理設備の性能の向上、サマセット中心部の消費者200,000人の水需要の増加への対応を目的として、同施設では、近年、全面的に再開発が行われ、これを効率的に実現するためのフロー制御システムが必要でした。


ソリューション

Maundown水処理場における2,500万ポンドのプロジェクト全体を通して、200台を超えるロトルクインテリジェント電動バルブアクチュエータ(PLC制御、プロフィバス対応)を設置しました。これらのIQ及びIQTアクチュエータは、ペンストックやバタフライ弁を操作し、画期的な新設処理プラント全体で、水の流量と連続逆洗作業を管理します(なお、このプラントでは、原水スクリーン、溶存空気浮上、急速重力ろ過、粒状活性炭処理を経て塩素接触タンクに移されます。)。


詳細情報

顧客側のメリット

今回のアップデートによって、プラントの1日あたりの処理能力が82,400,000リットルまで上昇しました。気候パターンが変化した結果、地元の水源にアオコが増殖し、味や臭いの問題が発生しましたが、処理工程が改善したことにより、この問題を克服することができました。IQアクチュエータは最高の信頼性と効率を提供し、現場の円滑な稼働と、サマセット中心部の住民への安全な飲料水の提供を支援します。同アクチュエータは、水の侵入に対する保護性能(水道アプリケーションでは必要不可欠)を備えており、IP66または68認証を取得しています(水深30m下に10日間)。

ケーススタディのダウンロードはこちら