数百台の電動アクチュエータが燃料電池発電所に供給される

08/08/2019


数百台の電動アクチュエータが燃料電池発電所に供給される

韓国の燃料電池発電所にて水素ガスの流量制御を行う目的で、ロトルクのリニア式アクチュエータが選定されました。

Hanhwa Total (株)のDaesanプラントにおけるDoosan Fuel Cell 社(米国の燃料電池メーカー)のプロジェクトでは、90台以上のリニア式電動アクチュエータと184台の90°回転用電動アクチュエータExMaxが取り付けられることになっています。

このアクチュエータは、本現場において、燃料電池の水素ガスの流量を制御するグローブ弁やボール弁を操作します。各燃料電池には2台のCVLアクチュエータと4台のExMaxアクチュエータが取り付けられています。

燃料電池とは、水素と酸素の電気化学反応によって電気と熱を生み出す発電機です。 燃料電池においては、輸送や配給にコストがかからないため、エネルギー費を25%以上削減することができます。また、この燃料電池は1年365日作動させることができ、再生可能エネルギーを提供してくれます。なお、この再生可能エネルギーは、お客様の必要条件に合わせて調節することができます。

CVLは防爆仕様ですが、この特長はロトルク製品を指定されているお客様にとっては重要でした。また、ExMaxには高速のスプリングリターン機能があり、これによってフェイルセーフ動作の効率が向上したり、動作の正確性が向上するのです。

ロトルクのCVLアクチュエータは単相またはDC電源を採用しており、空気式より容易に、且つ、費用もかけずに、非常に正確で応答性の高い調整弁の連続モジュレーティングが可能です。

CVLは、分解能0.1%以上という非常に正確な流量制御を行ったり、4-20 mAのアナログ信号を用いて繰返し性の高い位置制御を行います。また、CVLのスラストは890 N~22,241 N (200~5,000 lbf)です。

さらに、データロガーを標準搭載しており、Bluetooth®無線通信により、現場で設定、制御及び診断を行うことが可能です。

頑強かつ軽量のExMaxアクチュエータは、24-240 VAC/VDCの電源を採用しており、トルクは5~150 Nm (3.7~110.6 lbf.ft)、動作温度は-40~+50 °C (-40~+122 °F)です。また、IP68の密封度を有しており、防爆認証ATEXを取得しています。

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