CMAアクチュエータにより、EPAの排出規制を遵守したシェールガス井に


CMAアクチュエータにより、EPAの排出規制を遵守したシェールガス井に

ロトルクの調整弁用電動バルブアクチュエータCMAは、効率的かつ信頼性の高いプロセス制御ソリューションを提供し、米国で新たに制定された遠隔地のシェールガス施設における環境保護法に従い、有害ガスの排出及び温室効果ガスの排出をゼロにしました

伝統的に、ガスを動力源とするバネ式のダイヤフラムアクチュエータが使用されてきましたが、ブリードガスによって発生する一時的なガス排出を削減する目的でEPA(アメリカ合衆国環境保護庁)が最近発した命令により、このプロセスが制限されています。そのため、ルイジアナ州のシェールガス会社は、既存の駆動機器に代わって、最高413バール(6000 psig)のライン圧力で様々な流体を制御する低価格かつ効率的な太陽電池式の低パワーソリューションを探していました。

殆どの場合、シェールガスのガス井とフローラインは無人であり、監視が難しく、費用のかかる辺境地にあります。このため、熟練の技術者がデータをチェックし、手動でシャットダウンを行わなければならず、現場への移動時間に対する時間給や、問題を特定し、流れを停止するためのコストが余分に発生することになり、コスト効率が悪く、実用的な方法ではありません。

主な目標は、コストと中断時間を削減するため、レトロフィットして既設のバルブに取り付けることが可能な効率的かつ信頼性の高いプロセス制御用アクチュエータを提供することです。ロトルクの現地代理店であるSetpoint Integrated Solutions社は、CML-250アクチュエータを容易に既設バルブに取り付けることができ、ガスを排出することなく省エネルギーで制御のレベルを向上させてくれるインターフェースを設計しました。

頑強なCMAアクチュエータは、90度回転用バルブ、マルチターンバルブ及びリニア式バルブの操作用に設計されており、精密な位置制御や連続モジュレーティングが要求されるプロセス制御弁、チョーク弁、定量ポンプ、ダンパー等、数多くのアプリケーションに対応しています。取り付け及び調整弁の駆動には、単相または直流電源があれば十分であり、それ以外は必要ありません。危険区域でのアプリケーションには、国際規格に準拠した防爆認証付きモデルをご用意しています。最近、CMAの機能が向上し、現場制御用ノブ、液晶画面による位置表示、フェイルセーフ位置の設定が可能なユニットをご指定頂けるようになりました。

今回のソリューションが大成功に終わったことにより、今回のルイジアナ州のお客様が今後の制御アプリケーションでもCMAアクチュエータを標準機器として使用して下さることになりました。世界中の同様のアプリケーションで益々多くのCMAアクチュエータが使用されています。

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