ロトルクの電油式ROSOVアクチュエータが石油貯蔵施設で広がりを見せる

13/02/2018


ロトルクの電油式ROSOVアクチュエータが石油貯蔵施設で広がりを見せる

ロトルクは、インドで主要国営石油会社の一角を為すある会社に、最新型のスキルマチックSI3電油式アクチュエータを提供いたしました。このSI3アクチュエータは、安全性が極めて重視される石油貯蔵施設の業務において、42インチ及び48インチのトリプルオフセットバタフライ弁を操作する目的で取り付けられました。

貯蔵タンクの保管場所の増設が行われましたが、その際は、石油貯蔵施設のバルブにはフェイルセーフアクチュエータの設置を必須とするMB Lal委員会の安全規則を遵守しなければなりませんでした。
遠隔操作式遮断弁(ROSOV)として知られている上述のバルブは、インドの石油業界が所有する貯蔵施設の大部分でタンクのオーバーフィル防止に貢献しています。設計や技術に関する相談役には現地の技術系企業が採用されましたが、その企業は、ROSOV用のアクチュエータの仕様を理解しておらず、当初は、空気式フェイルセーフアクチュエータで対応しようとしていました。

ロトルクの自己充足型スキルマチック電油式アクチュエータは、電動アクチュエータがもつ操作の容易性、油圧式アクチュエータがもつ制御の正確性、スプリングリターン式アクチュエータがもつ信頼性の高さを兼ね備えており、世界中のROSOVに取り付けられています。そのため、ロトルクは、石油貯蔵施設でのスキルマチックの用途について説明したり、参照リストを提供したり、技術講習や製品のデモを行う等、相談役企業様やエンドユーザー様との連携を密にしてきました。

結果、このプロジェクトにロトルクの電油式アクチュエータが採用されることとなりました。
SIアクチュエータは、1)自己充足型の完全一体型、2)カバーを外すことなく設定や調整を行うことが可能、3)携帯可能な設定器、といった特徴だけに留まらず、信頼性と安全性も兼ね備えたアクチュエータであり、この高い信頼性と安全性が今回の用途においてSIアクチュエータを選択する決め手となりました。


このプロジェクトで使用した最新型のSI3アクチュエータは、トルクが65 Nm~500,000 Nmであり、性能も従来より向上しています。また、SI3には、動作速度の選択機能、ESDオプション(単一入力又はデュアル入力)及び通信機能があり、様々な用途に対応いたします。

 

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