オーストラリアの液化天然ガスプロジェクトでロトルクのプロセス制御用アクチュエータが使用される

28/05/2020


オーストラリアの液化天然ガスプロジェクトでロトルクのプロセス制御用アクチュエータが使用される

ロトルクは、オーストラリアでの液化天然ガスプロジェクト向けに、270台を超えるプロセス制御用アクチュエータを受注しました。

お客様から受注したのは90度回転用アクチュエータCVQですが、このCVQはセパレータスキッドのボール弁やVボール弁を操作し、スラット盆地の陸上天然ガス生産施設の抽水プロセスを制御する役割を担います。なお、このボール弁はガスを遮断し、Vボール弁はガス井稼働中の圧力の増大を制御することで流量制御を行います。

スラット盆地はクイーンズランド州に位置しており、シェルの1事業であるQGCがここでのプロジェクトを通して、国内及び国際市場向けの天然ガスを生産しています。 ここでは、スラット盆地の炭層に掘削して作られたガス井から天然ガスを取り出し、取り出した天然ガスを採集地点まで輸送し、水や凝縮物を取り除きます。

非常に正確で応答性の高いCVQユニットは0.1%の分解能をほこり、また、開度のオーバーシュートもありません。そのため、生産コストを削減することができ、効率の向上に貢献します。CVQアクチュエータの電源は24 VDCであり、本プロジェクトでの制御はHART通信により行っています。また、IEC Ex認証を取得していますが、これはオーストラリアで唯一、認められている防爆区域規格です。加えて、本アクチュエータはIP68のダブルシール構造であり、水深20m下で10時間の浸水に耐えることができます。

CVQ及びCVLも含めたCVAシリーズのアクチュエータは、ほぼ全ての90度回転及びリニア式調整弁のアプリケーションに適しています。連続無制限のモジュレーティングが可能な本モデルは、データロガーを標準搭載しており、フェイルセーフ動作(スーパーキャパシタを利用)を設定することも可能です。さらに、4-20mAの信号を利用して正確で繰り返し性の高い制御が可能であることに加え、速度の調節も可能です。

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