世界各国のロトルク拠点の新型コロナウイルス(COVID-19)をめぐる取り組み

12/05/2020


世界各国のロトルク拠点の新型コロナウイルス(COVID-19)をめぐる取り組み

新型コロナウイルス(COVID-19)による危機が広がる中、ロトルクの従業員は可能な範囲でフェイスシールドの生産をサポートしています。これらのフェイスシールドは、PPE(個人用保護具)を早急に必要とする弱者(自宅療養者や入院患者)に配布されます。

バースのチームは、これまでに合計で2600を超えるフェイスシールドと4000枚の再利用可能なバイザーを提供しており、日々の生産数も増やしています。 ロトルクのフェイスシールドは、RUH Bath、Wiltshire Air Ambulance及びCepen Care Lodge等に提供されました。

さらに、Hack the Pandemicという現地のグループ(クラウドファンディングにより臨時のPPE生産工場を建設しようと取り組んでいるグループ)に再利用可能なバイザーを1400枚提供致しました。Hack the Pandemicの目的は、ブリストルまたはバース地域の3Dプリンター使用可能者を集めて状況に即した対応を行い、可能な限り多くのNHS(国民保健サービス)職員や医療従事者にPPEを提供することです。

当社のリーズのチームもまた新型コロナウイルス対策関連の活動を行っており、ウィルスの影響を受けやすい弱者に400枚を超えるフェイスシールドと3600枚の再利用可能なバイザーを提供しました。これらの防護用品は、ヨークシャ周辺の病院、介護福祉施設、ボランティアグループ、更にはロンドンのRoyal Free Hospitalのような施設の従業員にとって必要不可欠です。

上記のような取り組みは英国国内に限ったことではありません。ランゲンツェン市(ドイツ)の管理課から現地の子会社にフェイスシールドの生産協力要請があった際は、ロトルクシーシェックが迅速に対応致しました。ロトルクはFabLabs社(必要とする人に作業スペースや資源を提供する地元企業)と協力体制を確立し、FabLabs社にフェイスシールドの生産に必要な資源を提供したり、フェイスシールド用のバンドを生産したりしています。ロトルクとFabLabs社が共同で生産したこれらのフェイスシールドは、完成後、病院や医療団体及び慈善団体に届けられます。

ヨーロッパ以外では、ロトルクインディアが首相の新型コロナウイルス緊急基金(Prime Minster Relief Fund)に10700ポンド相当を寄付しましたが、このうちの半額は1日分の給料を寄付することに同意した従業員からのものであり、残りの半額はロトルクインディアのCSR活動基金から捻出したものです。ロトルクインディアは地元の供給業者のサポートを受けて、5000ものフェイスシールドを生産し、完成品を医療従事者に提供しています。なお、既に4000ものフェイスシールドを州の医療センターの事務所に提供しています。

ロトルクインディアの従業員はインド工科大学ルーキー校 (IIT Roorkee)及び射出成型業者と密に連携を取りながら、バースで設計したフェイスシールドを大量生産(1週間以内に5000枚、1ユニットあたりの生産費用は50ルピー。CSR活動の一環として、0.55ポンドはロトルクが負担)できるものに改造しました。このマスクはインドの最高医療機関であるAIMSにより医療用防護具として認可されました。そして、最終的にバトンはチェンナイの工場長に渡され、工場長が責任を持って、新型コロナウイルスと戦い患者の治療にあたる適切な機関に適切な数量が配布されるように取り計らいます。州当局は、ロトルクが関心と労りの気持ちをもって新型コロナウイルス(COVID-19)との闘いを支援したことに対して感謝の意を示しています。

米国ロチェスターの従業員は、郡の寄付団体を通して5746ものフェイスシールドフレームを提供しました。フレーム固定用の透明且つ伸縮性のあるシールド部については、ロトルクが提供しました。ロチェスターのオフィスは、過去2週間で通算900枚の透明フィルムと232本のフレームを提供しました。付け心地が良く、できるだけ簡単且つ効率的に生産できるデザインに仕上げるのに時間を要しましたが、以降は時計仕掛けのように簡単に作ることができ、毎日可能な限り多くのユニットを印刷できるようになりました。

我々は、今期のような困難な時期にサポート精神や協調性を発揮して活動に携わった従業員を誇りに思っています。パンデミックの時期を克服する上で、このようなサポート精神や協調性は必要不可欠です。