IQ3Proのイノベーション

ロトルクアプリ

ロトルクアプリ

アクチュエータをアプリに接続してDashBoard(ダッシュボード)を選択すると、アプリの機能にアクセスすることができます。DashBoard画面から、データログの検索(Retrieve Data Log)、アクチュエータの手動設定(Configure Actuator)、バルブのセットアップ(Setup Wizard)、バーチャルBluetooth設定器(Setting Tool)機能を使用することが可能です。ステータス情報の詳細は、簡単にアクセスできるように、目立つ位置に表示されます。

インテリジェントアセットマネジメント(iAM)

インテリジェントアセットマネジメント(iAM)

ロトルクのインテリジェントアセットマネジメント(iAM)は、インテリジェントアクチュエータ及びその配下のフロー制御機器を対象としたクラウドベースアセットマネジメントシステムです。

本システムは、インテリジェントアクチュエータのデータログから抽出したデータをもとに保守計画を作成し、突発的中断(及び性能の低下、生産量の減少、中断を伴う風評被害)の防止を支援します。

 

Insight 2

Insight 2

ロトルクBluetooth設定器Proまたはロトルクアプリの無線通信を利用して、ロトルクInsight 2(PC専用ソフト)を起動したPCにデータをダウンロードし、解析することが可能です。Insight2の画面から設定やバルブ性能のあらゆる解析データを見ることができます。Bluetooth対応のロトルクアクチュエータであれば、Insight 2を起動して、容易にセットアップ構成やデータロガー情報の閲覧、調整、解析を行うことが可能です。Insight 2は、視覚対話型のアプリケーションであり、メニューが鮮明且つ分かり易いため、プロセスの簡素化と高速化が可能となりました。

Bluetooth通信インターフェース

Bluetooth通信インターフェース

IQ3 Proアクチュエータのセットアップは、Bluetooth®設定器(またはロトルクアプリ)を使用して行います。Bluetooth®無線通信は、真正面以外の位置からの長距離通信が可能なため利用し易いですが、相応のセキュリティが必要です。これには、最初に赤外線通信を利用して、設定器とアクチュエータとをペアリングさせる必要があり(初回のみ)、その後は自動的にBluetooth®無線通信に切り替わります。Bluetooth®通信のセキュリティレベルは、4段階から選択することが可能です。設定変更にはパスワード入力が必要であり、他社機器やプログラムからアクセスすることはできません。ロトルクアクチュエータはデータロガーを搭載しており、このデータロガーから取得したバルブ、アクチュエータ、制御信号の動作、サービスアラーム及び状態データは、現場画面か、若しくはInsight 2を起動したPCにダウンロードして閲覧することが可能です。

先進的なディスプレイ

先進的なディスプレイ

IQ3Proのディスプレイは、開度表示用のセグメントディスプレイ(-50℃までの温度に対応)と、ドットマトリックスディスプレイ(設定、状態、診断情報をアイコンと文字で表示)の2層構造です。本ディスプレイはバックライト付きであるため、周囲の光の照射具合に関わらず、最高のコントラストを実現します。また、本ディスプレイは強化ガラスにより保護されています。高紫外線または摩擦が発生し易い環境の場合は、オプションのクリップ式カバーを提供することも可能です。開度は、小数第一位まで表示されます。

小型のダブルシール筐体

小型のダブルシール筐体

ロトルクのダブルシール設計では、内部部品とケーブルグランドとが完全に分離されていること、また、端子箱内の端子台が防水仕様であるため、現場配線の最中でも内部部品を永久に保護します。

アブソリュートエンコーダによる信頼性の向上(マルチターンモデル)

アブソリュートエンコーダによる信頼性の向上(マルチターンモデル)

信頼性の高いバルブ開度の検出が必要不可欠です。ロトルクは、最新の技術を用い、数年間の試験を経て、無接点且つ能動部品を4つしか持たないIQ用アブソリュートエンコーダの開発に成功しました(特許取得済み)。本エンコーダは、出力軸の回転を、7.5°の角度分解能で8000回転まで検出し、また冗長性と自動チェック機能も内蔵しています。既存のアブソリュートエンコーダの設計とは異なり、このような技術的進歩は開度検出の信頼性を向上させると同時に、電源断時の開度測定も可能にします。

インテリジェントバッテリーマネジメント

インテリジェントバッテリーマネジメント

アクチュエータの主電源断時には、(アクチュエータ)内部のバッテリーが、現場及び遠隔表示用の電力を供給します。また、ロトルクBluetooth®設定器Proやロトルクアプリからアクチュエータの設定を行う場合にもこのバッテリーから電力を得ることが可能であるため、電源や適切な電圧がない場合や、取付完了後の現場配線が未完了であっても、試運転調整が可能です。さらに、主電源断時であっても、データロガーをフル稼働させることができます。

プラグ&ソケット

プラグ&ソケット

IQ3Proレンジアクチュエータでは、現場での着脱を速やかに完了するため、接合方式をプラグ&ソケットに変更することが可能です。プラグ&ソケット接続では、事前の現場配線が容易なため、試運転調整の迅速化と効率化が可能です。IQのプラグ&ソケットオプションはIP68(水深7m下に72時間)の防水保護等級を維持しており、危険場所での使用に関して適合認証を取得しています。

現場HMI(ヒューマン・マシン・インターフェース)

現場HMI(ヒューマン・マシン・インターフェース)

IQ3ProのHMI(ヒューマン・マシン・インターフェース)は、大型高コントラスト・デュアルスタック・ディスプレイ、現場制御ノブ、Bluetooth®無線通信、状態表示、密封オプションを搭載しています。堅牢なホール効果センサを採用することにより、非貫通の現場制御が保証されています。

安全な現場制御

安全な現場制御

シャフトが貫通するとシーリングにより外部環境から保護しなければなりませんが、IQ3Proでは、施錠可能な制御モード(現場/停止/遠隔)切替ノブと操作(開/閉)スイッチによりホール効果センサを作動させるため、シャフトの貫通を防止することが可能です。

手動操作

手動操作

IQ3Proの手動操作装置は、バルブの効果的な手動操作に適した大きさのハンドホイール(直接取付またはギア付き)を搭載しており、センターコラムの支持力を向上させるために、センターコラムのベアリングが強化されています。手動駆動は、モータの駆動系から独立して行われ、また、ロック可能な手動/自動レバーで選択するため、モータの作動時でも安全な操作が可能です。

スラストベース(マルチターンモデル)

スラストベース(マルチターンモデル)

カートリッジ型のスラストベース及びノンスラストベースは、全サイズとも、ギアケースから分離されているため、取付が容易です。アクチュエータの取り外しが必要な時は、取り付け時にベースの位置を間違えないように、バルブに取り付けたままにすることも可能です。

防水、防塵、防爆

防水、防塵、防爆

IQの筐体は、定格IP68(水深7m下に72時間)、NEMA4または4Xまたは6の防水・防塵等級を取得しており、水や埃の侵入を完全に防止します。また、防爆型モデルにも同じ筐体を採用しています。仕上げ塗料のオーダーメイドや、防火塗装も承ります。

リモートハンドステーション(RHS)

リモートハンドステーション(RHS)

リモートハンドステーションは、IQ3レンジの拡張モデルであり、ボルトオン(bolt-on)方式を採用しています。RHSは、人にとって危険な場所や、立ち入りが困難な場所、操作し難い場所に取り付けることが可能であるため、安全な手法で、完全遠隔制御、アクセス、設定を完了することができます。

様々なフィールドバスとの互換性

様々なフィールドバスとの互換性

ロトルクアクチュエータは、メイン電気部内にネットワークカードを取り付けることにより、殆どの主要産業規格フィールドバスシステムに対応します。さらに、IQ3Proレンジは、ロトルク独自の2線式ネットワークシステムである「Pakscan™」と「Pakscan™ Wireless」にも完全対応しています。

詳細は、ネットワークシステムをご覧下さい。

グローバルサポート

グローバルサポート

ロトルクは、グローバルな販売・サービスネットワークを構築しているため、アクチュエータの設置場所を問わず、確実に現地サポートを提供することが可能です。