川堰のバージョンアップがロトルクの多彩なサービス力を証明

Sector : 水道&下水

カテゴリー : 電動アクチュエータ, 各種サービス

製品 : IQ - Standard, Extended Scope

概要

ロトルクは、新設産業プラント用及び既設産業プラントのバージョンアップ用フロー制御機器を提供する企業として世界的に有名です。こういった契約には、しばしば数十台あるいは数百台ものバルブアクチュエータとその関連制御機器が含まれますが、ロトルクは、プロジェクトチームの一員として、それぞれが異なる分野の専門知識を持ち、主契約企業様の監督下にあるバルブメーカーやエンジニアリング企業及びエンドユーザー様と協力体制を確立しています。

それに加えて、ロトルクは、改善プロジェクトの一環として現場でアクチュエータのレトロフィットを行っていますが、このようなレトロフィットはしばしば、機械工学、電気工学及び土木工学的な作業を追加で行う必要があります。ロトルクサイトサービスのメンバーはこういった作業の経験が豊富であり、いわゆる“拡大契約”に全チームのプロジェクト分野が含まれているため、多くのケースで、プロジェクト管理と共に必要な作業をトータルで一括して提供することが可能です。こういった“拡大契約”の主なメリットは、個別に下請け会社と契約を締結する必要がなく、契約ルートがシンプルであるということです。“拡大契約”は、特に、プロジェクトの規模は比較的小さいが様々な分野の技術や訓練が必要とされる水道、電力、環境改善等の分野で広がりを見せています。ロトルクUKが環境庁と結んだウィルトシャー州Buscot村(下写真)におけるプロジェクト契約が良い例です。

経緯

長年、テムズ川にかかるBuscot堰には電動モータが取り付けられており、変動する天候の中、そのモータで2つの水門の開度を調節し、川の水位や流量を管理していました。これらのモータは、バルブの軸系と電気制御盤が隣接する建物内にありますが、既に劣化しており、将来的に洪水から河岸を保護するため、交換しなければなりませんでした。環境庁は、経年劣化した機器の交換のみならず、今後の点検やメンテナンスが安全に実施できることを条件としていましたが、これを達成するには、堰の長さに沿って新たに連絡通路を建設する必要があります。

 

ソリューション

既存の設置場所の事前現場調査に引き続き、ロトルクサイトサービスは、主要契約者であるAMCO Engineering社に、プロジェクト管理サービスやプロジェクトのトータルサービス(新設バルブの駆動、バルブの取り付け、配線及び制御盤、新設の連絡通路、旧式機器の撤去、新設及び試運転)の提供を内容に盛り込んだ契約提案書を提出しました。

提案書が承認されると、ロトルクのエンジニアは現場に戻って詳細な現場調査を実施し、交換用機器の寸法計測、設計、加工を行ったり、足場等の設置作業に必要な器具を纏めたりしました。

結果

ロトルクの設計チームは、新しいシャフトと3台のロトルクギア製減速機の組み合わせにより駆動し、2つの水門を同時に操作できるよう、既存の電動モータ2台を1台のIQ3電動バルブアクチュエータに交換しました。IQ3アクチュエータは、耐水・侵水保護等級IP68の適合認証を取得しており、想定されるあらゆる周囲状況において長期的に信頼性を発揮するよう、安定した耐環境性を提供致します。設置場所が公共の歩道に隣接しているため、アクチュエータの現場制御用ボタンをに耐衝撃カバーを取り付けてセキュリティを更に強化し、不正操作や妨害を防止しました。

ロトルクサイトサービスが今回のバージョンアップに必要な機器や素材を準備しました。準備が完了すると、ロトルク及び下請け会社のエンジニアは現場に戻り、既存機器を取り外して新しいアクチュエータ、制御盤付きのバルブシャフト、ケーブル、連絡通路及び付随する補助機器を設置し、7日以内に設置及び試運転を完了致しました。

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