ポーツマス海軍基地の

10/08/2021


ポーツマス海軍基地の

ロトルクはBAEシステムズ社と連携を取り、ポーツマス海軍基地(HMNB Portsmouth)のAレンジアクチュエータ一式をIQ3アクチュエータに更新しました。

ポーツマス海軍基地は、王室海軍が運営する3基地のうちの1つであり、同軍の水上艦の約2/3がこの基地に配置されています。ポーツマス海軍基地は戦略的物流の拠点であり、水上艦の保守・修理・更新といった運営上必要な作業に常時利用できるように、設備の補助を行っています。ポーツマス海軍基地のドックでは、上記作業を安全に実施することが可能です。電動アクチュエータを用いてペンストックを作動させていますが、このペンストックは海上から臨時ロック、そして乾ドックまで船舶を移動させることができるものです。

 

Aレンジアクチュエータ一式は、過酷な環境下で長年使用したため動作寿命を迎えており、交換が必要です。BAEシステムズは電動アクチュエータの全メリットを保持しようと取り組んでおり、そのために、IQ3が選択されたのです。設置場所(スペースが限られており、アクセスが困難)に関する問題を克服するため、ロトルク側でIQ3の調整を行う必要がありました。限られたスペースに立ち入ることなくIQ3アクチュエータとIS減速機を手動で操作できるように、調整を行いました。アクチュエータ及び減速機の特殊な手動/自動レバーやスルードライブ機構には、限られたスペースに立ち入る機会を最低限に留められるように、設計上の工夫が施されています。

IQ3アクチュエータを更新することにより、BAEシステムズ側でリモートハンドステーション(RHS)を操作できるようになりました。既存の現場用操作盤から取得可能な情報やフィードバックは限られていますが、これらをRHSユニットに交換することで、限られたスペースに立ち入ることなく、遠隔からアクチュエータの設定を変更したり、リアルタイムの位置フィードバックや診断も可能となりました。

IQレンジのアクチュエータは防水仕様であり、防水・防塵等級はIP66または68(水深20m下に10日)です。IQアクチュエータは先進的な2層構造ディスプレイを搭載しており、データロガーの機能の設定が可能です。また、IQはシンプル且つ頑強なアブソリュートエンコーダーを内蔵しており、この信頼性かつ高精度のエンコーダーにより、開度の更新を行います。付属のリモートハンドステーション(RHS)は、IQアクチュエータの全機能を兼ね備えており、最長100mの遠距離から、IQと全く同じ要領で操作、設定、試運転調整を行うことが可能です。さらに、RHSのディスプレイ及び制御インターフェースも、操作し易いように、IQと全く同じ構成になっています。

ロトルクとBAEシステムズとの間には既にサービス契約が成立しており、同社との間に確立された信頼関係がありますので、今回のプロジェクトに最適でした。計画的サービスサポートとは信頼性と可用性を保証しつつ、製品寿命を最長まで伸ばすというものであり、BAEシステムズは、ロトルクサイトサービスチームと協力してこのサービスサポートを継続することに積極的でした。

BAEシステムズのSimon Taylorは以下のように話しています。

この臨時ロック及び乾ドック設備は、英国王室海軍の守備力を左右する重要なものです。

ロトルク機器は、この設備の復旧において極めて重要です。我々は、現場のチームに非常に感銘を受けました。エンジニアは、プロジェクトを通して、全体的にスキルが高く、問題を克服し、雨にも屈せず、業務を完了しました。

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