ロトルクアクチュエータがトルコの地下鉄で重要な安全機能を果たす

26/05/2022


ロトルクアクチュエータがトルコの地下鉄で重要な安全機能を果たす

ロトルクは、トルコの地下鉄線で重要な安全機能を果たすため、150台を超えるRC200空気圧アクチュエータを設置しました。将来的には地下鉄Kadıköy Kartal Tavşantepe線が拡張されてサビハ・ギョクチェン空港(トルコ)まで直通する予定ですが、アクチュエータがこの区間の防火ダンパーを操作することにより、乗客の安全が確保されています。サビハ・ギョクチェン空港はイスタンブールの南20マイルのところにあります。2019年には、利用者数が3500万人を超え、乗客のための信頼性が高く安全な地域交通インフラの必要性が浮き彫りとなりました。

防火ダンパーとは、炎や煙の拡散を防止するために鉄道トンネルの内部に設置される安全製品です。本ダンパーはアクチュエータによる操作が可能であり、火災発生時に閉じて、炎や煙の鉄道トンネルへの到達を防止します。トンネル内のダンパーバルブには152台のRC200(高温仕様モデル)が設置されました。RC200はスコッチヨーク機構を備えた小型空気圧アクチュエータであり、ESD機能または遮断機能を実行します。動作速度が速く、最低限のメンテナンスで長期使用が可能であることから、スプリングリターン式のRC200が選択されました。

RCレンジのアクチュエータは、0 °C~+150 °C (+32 °F~+300 °F)の高温環境でも通常通り作動させることが可能です。今回の場合は、250℃で2時間、400℃でさらに1時間の高温に耐えられる高温モデルが選択されました。RC空気圧アクチュエータは、このような高温でも、外面の防火塗料に影響を与えることなく、作動します。同アクチュエータは、ATEX 2014/34/EU認証を取得しています。

 

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