ロトルクがNorthern Lights社のプロジェクトにアクチュエータを提供

26/01/2023


ロトルクがNorthern Lights社のプロジェクトにアクチュエータを提供

ノルウェー国内の「次世代」二酸化炭素回収・保管プロジェクトに、ロトルクの電動アクチュエータが選定されました。

ロトルクが、契約に基づいて、ノルウェー国内の必要不可欠且つ独自の工業的脱炭素プロジェクトにIQ3とスキルマチックSIアクチュエータを提供することとなりました。

Northern Lights社は、世界初のオープンソースなCO2の輸送・保管インフラを開発しています。これは、欧州の脱炭素化に向けた大きな第一歩であり、また、この種のものとしては初の事業であり、将来の同様のプロジェクトの先駆者となるものです。

ノルウェー及び欧州連合の長期気候目標を達成するために、「Longship」と呼ばれる大規模二酸化炭素回収・保管(CCS)プロジェクトを、2024年までに稼働する予定です。Northern Lights社は、大規模事業の一環として、CO2輸送・保管サービスを提供しています。

 

 

液化二酸化炭素が産業用(CO2)回収現場からノルウェー西岸の陸上荷役ターミナルまで運ばれると、処理が開始されます。

荷役ターミナルでは、船舶から中間の貯留タンクまで液化二酸化炭素を輸送しています。そこから、液化二酸化炭素はパイプラインによって100Km沖合まで輸送され、注入の上、海底2.6kmの塩水滞留層に安全且つ恒久的に貯留されます。

スキルマチックSIアクチュエータは、陸上の荷役ターミナルのCO2貯留タンクに使用されます。SIは高機能アクチュエータであり、ESD(緊急遮断)時には、バルブを閉じてシステムを保護します。

IQ3アクチュエータは、安全システムの厳しい要件に従って適宜、パイプライン沿いの遮断弁を操作しています。Equinor社は、過去に沖合の石油&ガス設備でロトルク製品を使用した経験に基づいて、ロトルクの堅牢で安全且つ信頼性の高いアクチュエータを選択されました。なお、IQ3アクチュエータは2023年に取り付け予定です。

Northern Lights社のプロジェクトのサプライチェーンが重要な戦略目標として、「ゼロメンテナンス」を掲げていました。ロトルクのフロー制御ソリューションには数十年間積み上げてきた確かな実績があり、本プロジェクトに最適でした。

Northern Lightsのプロジェクトは、エネルギーの転換を支援するというロトルクの取り組みと一致しています。ロトルクは引き続き、事業の最適化、効率の向上、リスクの低減等、次世代のCCSプロジェクトの根本的なニーズに重点を置く予定です。

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