アジアのLNGターミナル向けにロトルクのGPアクチュエータが選定される

06/11/2020


アジアのLNGターミナル向けにロトルクのGPアクチュエータが選定される

韓国のLNG(液化天然ガス)ターミナルに、GPレンジの空気式アクチュエータが設置されました。同ターミナル内には4基のLNG貯蔵タンク(各タンクの最大貯蔵量は5280万ガロン)と、1基の45000トンの液化石油ガス(LPG)タンク、そして1基の再ガス化プラントがあります。

ロトルクは、同ターミナルが最初に建設されて以来、アクチュエータを提供し続けており、プロジェクト初期のFEED(FS後の基本設計)のフェーズで、100台を超える電動アクチュエータ及び空気式アクチュエータを設置致しました。また、現在では、フェーズ2-2「拡張」の一環として、GPアクチュエータが追加設置されていますが、今年後半には、さらに、電動アクチュエータ及び空気式アクチュエータが設置される予定です。

上記アクチュエータはターミナルの主要パイプライン(32インチ)に設置されており、オンオフ機能を実行しています。なお、この機能を利用して、液化天然ガスと気体状の天然ガスの両方の流量を制御しています。これら流体は極低温であるため、パイプラインのアブソリュート制御が極めて重要となります。緊急時には、空気式アクチュエータGPのフェイルセーフ機能により、流体の流れが即座に遮断されます。

GPはスプリングリターンモジュールを内蔵しているため、(開・閉の)方向を問わず、フェイルセーフ機能を適用することが可能です。スプリングリターンモジュールは、バネの全ての力が開放されない限り中央ボディ(圧力逃し弁を内蔵)から取り外すことができないめ、本質的に安全な構造です。

GPレンジの過酷条件用スコッチヨークアクチュエータのトルク出力は最大600,000 Nm (442,537 lbf.ft)であり、複動式・スプリングリターン式の2種類をご用意しています。IP66Mまたは67M、ATEX 2014/68/EU且つ、SIL3での単体使用(IEC 61508に準拠)に関して認証を取得しています。

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